昨日のNHKのBSドキュメンタリー見ましたか?
ソ連崩壊の番組なんですが、いやぁ〜面白かったね。
久しぶりに実に面白い番組だったよ・・・見入ったって感じで、途中何度もうんうんと頷きながら見ていたね。
ソ連崩壊の時はすでにディーラーだったが、本当の内容はこうだったんだと初めて知った事も多かったよ。
こういう番組作るなら、受信料喜んで払うよ。

尻 けつ ヒップ




その日はいつも通りに車で出勤した。
シティーに入る手前で、これもまたいつも通りに警察のチェックを受けていつものパーキングに止めた。
いつもの朝飯屋で、いつものトーストとオレンジジュースを買って、いつも通りにルームの席に座り、いつも通りにまず東京に電話したんだ。
そう・・・全てがいつも通りだったんだ。
市場は亜細亜からまったく同意が無く、ほとんどレンジが無かった事を覚えてる。
当然俺たちもある意味緊張感から解放されていて、違う意味でがやがやとしていたんだ。

勿論俺も暇こいていた・・・隣のアシスタントのイギリス女性と
ぐたぐたと食事の話をしていたんだ。
イタ飯の美味い店はどこかなぁ??・・・などのくだらない話をだ。
確か10時を少し回ったあたりだと思う。
FX部門のトップのマネージングダイレクターが数人を引き連れてルームに入ってきたんだ。
そいつはイングランド人だったが、意外と低姿勢でいい奴だった。
いつもは割りと陽気な奴が、今朝に限っては何故か眼が血走ってるなぁ・・・何か変だなぁ〜と感じたのを覚えてるよ。

ルームの中央に出た彼はみなに向かってゆっくりとしゃべり始めた。
デスクの上に座り込んで、女の子と談笑してる輩もしょうがなく自席に座ったよ。
MD 「みんな聞いてくれ・・・・・最低最悪の事が発覚した・・・・・」
話の内容はこんな感じだった。
マネー部門で損失隠しが発覚したんだ・・・それも過去に遡っての隠しだった。
ドルコール市場で起きた損失を、決済せずスワップを繰り返し隠し続けていたらしい。
金額にしてもその隠す手法にしても、それは驚きのものだったんだ。
実はこの様な事がその後邦銀の海外支店などでも発覚するんだ・・・


みな顔面蒼白になったよ。
だってそりゃそうだろう・・・我々がいくら稼いでも、その損失を
埋める事に充てられるんだよ。
と言う事は俺達の給料にも跳ね返ってくるからね。
俺も真っ青になったよ・・・誰がやったかはその時は明言しなかったが、みながやがやと犯人探しに騒ぎ出した。
しかし俺はこう思ったんだ・・・FX部門でなくて良かった・・・とね。
もしそれがFX部門であれば、規模縮小・・・大量解雇・・・帰国・・・なんて事になりかねないからね。
しかしこのような事態になった事は、当然これからのディーリングに差支えが出るのは明白だ。
クレジットラインの問題もあるし、個人のポジションも大幅に落とされるだろう。
そう・・・まともなディーリングができなくなるって事だ。
MDは眼に涙を溜めながら説明をし終えるとルームを出て行った。
つい先程までがやがやとしたルームの中は、水を打ったように静まり返っていた。
結局この事が原因となって、これからの展開がガラッと変わってくるんだ。
- 2007/04/28(土) 00:33:43|
- 調教
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